毎年6月に県外で先進的な取り組みをしている法人を視察。
今年は鳥取県と広島県を巡る1泊2日の行程。
・鳥取県:NPO法人南部町総合型地域スポーツクラブ(通称:スポnetなんぶ)
・広島県:NPO法人ほしはら山のがっこう
山道に揺られながら“分け入っても 分け入っても 青い山”。自然豊かな風景を眺めているうちに目的地へ到着。
まずは「スポnetなんぶ」を視察。
南部町は島根県との県境、米子市まで1時間のアクセスと大変便利なところで、近隣住民の生活圏。現在、スポnetなんぶは総合福祉センター「しあわせ」の指定管理を受託しています。
エントランスではクラブマネジャーの板さん、野口理事、体育協会クラブアドバイザーの田渕さんが出迎えてくださり、館内を案内していただきました。まず印象的になのは明るい開放的な館内。老若男女、様々な人が憩う空間。
施設にはフィットネスルーム、温水プール、お風呂等、様々な施設があり、たくさんの方々が利用していました。
これまでの活動経緯、今後の課題や展望等、様々なお話をお聞かせいただきました。後発の総合型スポーツクラブという位置付けからスタートしたので、近隣施設の動向や事業のポジショニングの分析、今後の課題等、大変研究熱心で元気な若いスタッフが頑張っています!
翌日は広島県三次市にある「ほしはら山のがっこう」。旧上田小学校を拠点として活動。懐かしいノスタルジックな佇まいの校舎。
裏山では子ども達が元気遊べるよう整備していてとても楽しそう。秘密基地みたいな雰囲気でワクワク♪♪
材料が豊富なので手作りおもちゃもたくさん!竹を半分に割ってつなげてコースをつくる、その名も「竹―1レース」。シンプルな木の車が滑走します。
事務局長の浦田さんがこれまでの取り組みや今後の課題等を熱心にお話くださいました。今回の視察のきっかけとなった防災キャンプの取り組み。災害があったときも“何とかなる”という体験をしてもらうことを目的として体育館で宿泊するイベント。地域防災、自主防災に関心が持たれている昨今、大変興味深い取り組みです。もともとは旧上田小学校の廃校問題がきっかけでスタートした校舎活用。歴代の卒業生が暮らす地元にとって小学校は大切な存在。熱意ある住民とNPOスタッフの連携により今日まで事業を続けてこられました。地元を想う気持ち、夢てらすの活動に通ずるものがあります。
最後に校舎の入口で記念撮影。あっという間に時間が過ぎる程、活発な意見交換。自分たちの活動理念を改めて確認する機会ともなりました。元気一杯な素晴らしいスタッフの皆さん!
元気なスタッフの地域を想う熱い気持ちがまちづくりを支えている。
今回の視察で学んだことを今後の活動に生かしていきたいと思います。