夢てらすには色々な企画がありますが、今回はマネジメント会員Eさんによる企画。
岡山県は幸いにも比較的災害が少なく、そこに暮らす住民にとっては大変有り難いこと。
でも災害から縁遠くなっているからこそ、災害に対する意識が低い。昨今では自主防災組織も一つの課題です。このような地域性もありますが、先般の熊本地震後の救援ボランティアには大勢の市職員計79名が派遣されたということ、皆さんご存じでしょうか?
総社市総務部危機管理室 室長『河田秀則』さんから現場で支援に携わった立場から普段はなかなか聞けない貴重なお話を伺うことができました。
家を失い車中泊を続けることでエコノミー症候群になるリスクが高まる!
エコノミー症候群は飛行機による長距離移動だけではなく非常時には身近で起こることに驚きました。少しでも足を伸ばして寝泊まりして体を休めるためにはテントが役立つ。熊本県は益城町のテント村は、アルピニスト『野口健』さんによる「テント村プロジェクト」の支援の結果出来たものです。
テントを運動公園に設営するまでのご苦労、テント村の日常風景、災害に便乗する様々な出来事。私たちの想像を超えるような現場の様子。このような状況に市職員として長期間に渡り関わり続けられた河田さんのお話。
特に印象に残ったのは、
○非常時にも関わらず人々の平穏な日常を妨げるマスコミの動き。
テレビのマスコミを通じて震災の状況を目にする我々にとっては複雑な心境でした。
○求められていない支援は本当の支援ではない。
様々な物資が運び込まれてくることもしばしばあり、対応に苦慮されたとか。支援の要・不要等のすべての方針は災害本部を窓口として一本化することが大切。
あっという間の1時間でした!
熊本の復興を心から願うとともに総社市における防災意識を高めるためにも住民一人ひとりが頑張らなければと思いました。 (by S・F)
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